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一日一冊、本を食う

長年の積ん読本を読み切るブログ

【040】勝間和代『断る力』2009年

[最終更新:2016/08/20]

「断る力」について

私が今、タイムマシンに乗って20代後半の自分にたった一つアドバイスをするとしたら、「『断る力』を一刻も早く、身につけること」というでしょう。(p.11)

単に頼まれたことを断らずに唯々諾々と行うということは、自分の人生の進路を行き当たりばったり、他人に委ねてしまっていると言い換えることもできるのです。(p.11)

これまで私のことを便利使いしていた上司の一部(p.13)

自分に時間を使わないと、頭も使えませんから、頭を相手に任せて、自分は手足として「動く」ことになります。そして、単に動く人の価値を使う相手が測る場合には、「どれだけ使い勝手がいいか」に尽きます(p.17f.)

日本では「空気を読め」ということばが表すように、「無言の圧力」「その場の雰囲気」「他人が口には出さないけれどもこちらに望んでいること」を自ら酌み取り、その相手に合わせて行動することが求められます。これは、「同調志向」ということばで表すこともできます(p.11f.)

ある意味、私は「断る力」を身につけるまで、「コモディティ」すなわち、他人でも十分に代替がきく汎用的な人員だったと思います。

「コモディティ」から「スペシャリティ」への道(p.13)

「コモディティ(規格が決まっている商品のことを指す。人材であれば、汎用的な人材のこと)」(p.17)

自分が使える時間は一定です。その使える時間をどこにつぎ込むのか、自分が手に入るチャンス、時間を使う機会の中で、自分が労力をかける分野を厳選して、そこにだけ力を使うのです。(p.16f.)

「断る力」を身につけることで、断るから実力をつけられること、実力があるから断れること、の好循環を自ら作り出していかなければならないのです。(p.18)

生産性を上げる最も重要で、かつ効果的な秘訣とは——、
「断る力」をつける
ということ、これに尽きるのです。(p.26)

むやみやたらに断るのではなく、どういうところでは断り、どういう場面では逆に歯を食いしばって引き受けてベストを尽くすべきなのか(p.27)

これくらいに絞り込むと、「誰でもいい」という講演や取材ではなく、ただでも行いたい、ただでも出たいような内容のものにこちらから絞り込める(p.19)

誰でもいいけれどもたまたま都合がよかったから、という並びでは参加しない(p.21)

10%の仕事に対してベストを尽くすことで、新しいオファーが出てきて、そこでさらに自分の力を発揮できるオファーをそこから10%選ぶ、という循環になるのです。(p.22)

私は営業を主目的とした企業の有料講演(ユーザー会への講演とか、お客様向けの講演など)は一切引き受けていません。
企業の有料講演はその受益者が一義的にはその企業になってしまい、私はあくまでその企業の仕入れコストになりますから、時給ベースで仕事として働くことはできますが、的確に自分のメッセージを伝えることはスポンサーが企業の場合には難しくなります。(p.20)

「断る力」というのは、「自己主張をする力」、と言い換えることもできる
指示について疑問を持たないと断れないし、
疑問を持ったとしても、それをうまくコミュニケートできないと、断れない(p.30)

あなたがどんなに上司のやり方、仕事のしかた、方法論にあきれかえっていても、それを説明して、変えてもらわない限り、絶対に変わりません。

「断る力」を養うためには、まず、適切なコミュニケーション能力を磨き、相手と自分との間に横たわる、認識の違い、誤解、そして立場の違いを理解し合う必要があるのです。(p.38)

私が20代の新人コンサルタントの頃、上司に注意されたのが、「指示を出したときに質問が少なすぎる」ということでした。(p.32)

前述のアシスタントはパソコンのローカルディスクのメモパッドに不満を書き入れましたが、今回の相手は、2ちゃんねるに私への不満を書き入れたわけです。(p.33f.)

匿名性は攻撃性を助長します。

自己主張したくてもできない想いが、インターネット上で憂さを晴らす、という歪んだ形で吹き出てしまっているような気がしてならないのです。(p.34)

本人たちの耳に届かないところでいくら愚痴を言っても、陰口をいっても、それは憂さを晴らすだけで、問題解決にはまったく、まったく役立たないのです。(p.35)

私は「すべての人はエスパーではないのだから、ことばでコミュニケーションしない限り、わかり合えない」というのが持論です。(p.32)


◎自分が正しければ、いつかは周りが認めてくれる
◎自分さえしっかりしていれば、最終的に周りが助けてくれる

こういった思い込みは、大ウソだと思っています。なぜなら、もう一度繰り返しますが、「相手が読心術を持つエスパーでない限り、あなたが言葉を使って言わなければ絶対分からない」からです。(p.37f.)

引用

澤登雅一先生というアンチエイジングの専門医師
人間の老化の原因は酸化であり、酸化の原因は喫煙、飲酒、睡眠不足、間違った栄養、運動不足、そしてそれに並んで過大なストレス(p.14)

精神科医の和田秀樹さんは同調傾向の強い人のことを「シゾフレ人間」と名付け、逆に自分の考え方を中心とする人を「メランコ人間」と名付けました。(p.23)
シゾフレ・メランコテスト
http://www.hidekiwada.com/clinica_test/ ←無効リンク

*以前、こちらのページにて掲載しておりました『シゾフレ・メランコのテスト』及びインターネット、カウンセリングサービス『ココロクリニカ』につきましては2009年3月より担当スタッフ退職の為、休止させていただいております。何卒ご了承ください。[2010年3月]

和田秀樹のヒデキワダ・ドットコム [hidekiwada.com]

あなたはシゾフレ人間かメランコ人間か

あなたはシゾフレ人間かメランコ人間か

同調傾向が高い人は、うつ病になりやすいという筑波大学の松崎一葉教授の研究もあります。努力は惜しまないのだけれども、評価を他者に預けてしまう人は、もっともうつ病にかかりやすいのです。(p.26)

『史上最強の人生戦略マニュアル』
「事実なんてない。あるのは認識だけだ」(p.36f.)

勝間さんのこと

34歳で初めての離婚(p.11)

問題のある人たちにずいぶん振り回され十二指腸潰瘍も、メニエールも患いました。(p.12)

「ファースト・トラック」といわれる、他の同期よりもいち早い出世(p.12)

「三毒追放(妬む、怒る、愚痴るを止めること)」(p.13)

こういった話を延々と書くと、また勝間の自慢話が始まった、と呆れてしまう人たちがたくさんいることも重々承知の上で、書いています。(p.21f.)

この本を2時間後に読み終わったとき(p.27)